企業が提供するインターンシップの種類

2020.05.28ビジネス豆知識
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企業が就活生を対象に実施するインターンシップは、大きく就業型、プロジェクト型、会社説明会型の3種類に分かれます。インターシップの意義や参加学生にもたらされるメリットは、企業や実施方法によって異なります。安易に参加すると、期待した成果を得られないかもしれません。有効活用するには、それぞれの特徴を理解する必要があるでしょう。そこで今回は、企業がインターンシップを行う意義や各々の種類の特徴をご紹介します。

インターンシップ

インターンシップの意義

インターンシップとは、学生が実際の就業体験を通して企業や業務に対する理解を深めるための制度です。企業にとってインターンシップの共通目標は知名度の向上ですが、とくに重視するインターン実施の意義はそれぞれ異なります。

 

外資系企業の場合

外資系企業の場合にはインターンシップが本選考の山場といわれています。

外資系では数日間かけてインターンを実施するなかで、参加者が面接時にアピールしていた強みを実践できるか査定します。招待された学生は、就業体験時の評価が最終選考に直結すると考えておいたほうがよいでしょう。

参加が決まったら、綿密に事前準備しておくことが望まれます。実施内容がハードになる場合もあるので、健康面の調整も不可欠です。

 

総合商社の場合

総合商社の場合、志望度の強さを把握することがインターンシップの主な実施目的です。参加者は、どれほど就職したいと考えているかチェックされます。

インターシップ自体は一般的な企業説明会レベルのやさしい内容も含まれますが、参加するかどうかは後々の選考に深く関わる要素です。この段階で優秀と判断されると、その場で引き抜かれるケースも知られています。

企業によってはインターン選考でエントリーシートを重視するといわれているので、強く就職を望む学生はその準備から気を抜けません。

 

広告業界の場合

広告業界の場合、インターンを実施する際にとりわけ重んじている目的は優れた人材の確保です。

採用人数は比較的に多い分野ですが、協調性のある学生だけでなく頭脳派や創造性に長けたタイプまで多彩な人材を求める傾向にあります。多くの場合、ターゲットは左脳系の能力に秀でた学生です。

選考を通過するには、自分のキャラクターをアピールすることが望ましいと考えられています。

 

就業型の特徴

就業型の特徴は、参加学生が実際に就業体験するところです。実施期間は比較的に長く、実践的なビジネススキルを学べるとともに給与も発生します。

 

実際に就業体験

就業型のインターンシップは、その名の通り学生が企業の一員として実際に働くスタイルです。

参加者は、自分が興味を抱く企業の具体的な業務について身をもって体験できます。企業案内のパンレットや従来の会社説明会では分かりにくい情報を得られ、就職前に思い描いていたイメージと現実とのギャップを避けやすくなります。

職場では社員の1人と見なされるため責任は重くなりますが、仕事に対する自分の適性を理解できる意味では有効な選択肢です。

 

ビジネススキルを学べる

就業型の場合、入社してからビジネスの現場で通用する実践的なスキルを学べるメリットがあります。

基本的なビジネスマナーや言葉遣いはマニュアル本やネット情報を調べれば確認できますが、実際の職場で求められるスキルはこれらに限らず多種多様です。現場でないと知り得ない希少なスキルも、就業型であれば習得を見込めます。

このタイプでは社員としての自覚を求められるため、学生アルバイトにはないビジネスの現場特有の緊張感も味わえるといわれています。

 

参加学生には給与も発生

就業型に参加すると、多くの場合に学生は給与をもらえます。この点は、他の種類との大きな違いです。

参加学生は、職場で周りの社員と同様に勤務します。普段、社員は無償で働いているわけではありません。学生といえども社員と変わらずに仕事した以上、それに見合った給与を受け取れるのは当然の結果と考えられます。

学生気分でなく責任ある社員の立場で働けば、報酬として給与が発生することまで体験できるのは就業型ならではの特徴といえるでしょう。

 

プロジェクト型の特徴

プロジェクト型は、参加学生が企業から提示される課題に取り組むスタイルです。実施期間は、企業によって2~5日間や1カ月と異なります。

 

提示課題の内訳

企業が用意する課題としては、新たな商品開発や事業の提案が挙げられます。

参加学生は、入社した意識をもち会社の経営理念や社会情勢をふまえ、テーマについて考える必要があります。少人数のグループに分かれ、ディスカッションを通して問題解決を進めるパターンが多く見られるケースです。

さまざまな意見に触れることで、自分の考えを客観視するよい機会になるでしょう。

 

選考の難易度は高い

プロジェクト型は、選考の難易度が高くなる傾向にあります。場合によっては、複数の選考基準をクリアしないと参加できません。

具体的な選考基準は、エントリーシートやWebテスト、あるいは面接です。最近は、選考時に動画を用いる企業も増えています。簡単に参加できない分、選ばれた学生にとって満足度は高いといわれています。

参加するにあたり選考突破は厳しくなるので、しっかり準備する必要があります。

 

ソフトウェア関連のハッカソン

ハッカソンは、プロジェクト型のインターンシップに含まれるソフトウェア関連のイベントです。

このイベントでは、プログラマー、ユーザーインターフェイス設計者、プロジェクトマネージャーを志望する学生を参加対象と考えています。将来的にこれらの職種を目指すのであれば、数あるプロジェクト型のなかでもハッカソンを選ぶのが賢明でしょう。

プロジェクト型では、企業が課題に対する学生の姿勢を見ます。採用に直結する場合もあるため、きちんと課題に取り組むことが望まれます。

 

会社説明型の特徴

会社説明型は、一般的にセミナーを開催するスタイルです。1日で終わる場合が多く、通常の会社説明会に近いと考えてよいかもしれません。募集対象は主に就活前の大学3年生であり、セミナーの内容は平易なものが中心です。

 

参加方法はさまざま

会社説明型の参加方法は、開催企業によって自由形から先着型や選考型までさまざまなパターンが見られます。

自由形の場合、とくに前提条件はなく誰でも参加できます。先着型は、申し込んだ順に参加を認められる早い者勝ちの方法です。人気企業では、受付開始後すぐ満席になることも珍しくありません。選考型は、エントリーシートやWebテストの通過者のみ参加できます。

 

メリットと注意点

会社説明型は、企業と学生にそれぞれ異なるメリットをもたらします。

企業にとってのメリットは、1度の開催で多くの学生に自社をアピールできる点です。1日で終わるレベルなら人手をかける必要はなく、予算も節約できます。自由参加型あるいは先着型でセミナーの内容が難しくなければ、学生は気軽に話を聞きながら企業について理解を深められます。お互いに負担が少ないところは、会社説明型の大きな特徴です。

ただプロジェクト型に参加するための前提条件になっている企業もあるため、事前確認は怠れません。

 

インターンシップは、企業ごとに重視する意義が異なるとともに実施方法によっても特徴は違います。それぞれの企業の実施目的や自分にとってのメリットをよく理解し、ニーズに合ったインターンシップに参加することをおすすめします。

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