パラレルキャリアは夢をかなえる第一歩?メリットや注意点などをご紹介

2019.10.22ビジネス豆知識
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近年、働き方やキャリアに関する話題が一般の会社員の間でも話される様になりました。多くの方が自分の将来について考えている証拠でしょう。そして、現在注目を集めているのが「パラレルキャリア」という言葉です。今回は、パラレルキャリアの詳細や副業との違い、メリットや始める際の注意点などご紹介します。

ボランティアスタッフ

パラレルキャリアとは何か?

パラレルキャリアとは、「報酬を主目的としない社外活動」を指します。経営学者のピーター・ドラッカーが、著書「明日を支配するもの」のなかで提唱した考え方です。ドラッカーは、ひとつの仕事に縛られることなく、さまざまな活動に時間と労力を使うべきだと主張しています。

例えば、以下の様な活動はすべてパラレルキャリアです。どれも「自分がやりたいこと」を実現しているのが分かります。

□趣味の手芸で作った作品をSNSにアップする
□休暇を利用してNPO法人のボランティア活動に参加する
□海外経験を活かして本業とは別に英会話の講師として働く

 

副業との違い

パラレルキャリアとよく似た考え方に「副業」があります。ただ、副収入を主目的とする副業とパラレルキャリアは、考え方が大きく異なります。結果的に報酬を受け取るかどうかは別にして、活動の目的がお金以外の部分にあるのがパラレルキャリアです。

 

パラレルキャリアが求められる理由

パラレルキャリアが近年注目を集めているのには理由があります。ここでは、ふたつ例を挙げてご紹介します。

 

企業の短命化と平均寿命の長期化

パラレルキャリアが強く叫ばれる様になった背景には、企業の短命化と平均寿命の長期化があります。昔は企業寿命について50年単位で語られていましたが、今は25年以下といわれるケースも珍しくありません。

企業の短命化と平均寿命の長期化が同時に訪れたことで、定年まで同じ会社で働き続けるのが難しくなっているのも事実です。そのため、万が一勤めている会社がなくなっても困ることのない様にパラレルキャリアに注目が集まり始めました。

 

多様化する働き方

企業の短命化や大企業が経営破綻に追い込まれるにつれて、終身雇用や年功序列といった日本型の雇用システムは機能しなくなりました。その結果、新しいライフスタイルを模索する企業や個人が増えています。パラレルキャリアは、働き方のひとつの選択肢として多くの注目を集める様になったのです。

 

パラレルキャリアを活用するメリット

パラレルキャリアの考え方を取り入れることは、個人だけでなく企業にとってメリットになるケースもあります。以下では、パラレルキャリアを活用するメリットをご紹介します。

 

人脈が広がる

パラレルキャリアとして新たな活動を始めれば、本業では交わらない世界の方と出会えるでしょう。人脈が広がることで新たなビジネスチャンスが生まれ、その経験が本業に活かされることもあります。人脈が新たなビジネスチャンスを作り、利益を生み出せば企業にとっても大きなメリットになります。

 

多角的な思考が身に付く

会社員として毎日同じ業務に従事していると、どうしても固定観念にとらわれやすく、物事の見方も一方的になりがちです。パラレルキャリアとして本業とは別の活動をすることで、さまざまな考えを持つ人々と出会える可能性が増え、多角的な思考が身に付きます。

柔軟な発想が企業内の意識改革や視野の拡大に大きな影響を与え、本業でも効果を発揮する可能性は十分考えられるでしょう。

 

起業や複業に向けたステップにできる

今の会社に何らかの不満や不安を抱えている場合、起業や転職、ふたつ以上の本業をこなす複業を検討している方も少なくないでしょう。しかし、いきなり今勤めている会社を辞めて新しい世界に飛び出すのは大きなリスクがあります。

パラレルキャリアであれば、本業を残しつつ気になる仕事を経験できるため、将来の起業や複業などに向けたステップにできます。なかなか一歩が踏み出せない方は、まずパラレルキャリアで気になる業界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

 

収入アップにつながる可能性

パラレルキャリアは、収入を主目的としない活動を指します。しかし、パラレルキャリアでの活動が、結果的に収入をアップさせる可能性は十分あります。

例えば、趣味で作ってSNSに載せていた手芸の作品が、注目を集め作成依頼が殺到することもあるでしょう。

 

自己管理能力が身に付く

本業とは別にパラレルキャリアとしての活動を行うには、想像以上の労力と時間が必要です。両立するためには、時間管理や体調管理などの自己管理が求められます。

□物事の優先順位
□やるべきこととそうでないことの振り分け
□空き時間の活用方法

など、常にむだのない生活を心がける必要があるでしょう。

自己管理能力が身に付くことで、本業の効率化も実現でき、企業の生産性が上がるメリットもあります。

 

パラレルキャリアを活用する際の注意点

新しい働き方の一環として浸透しつつあるパラレルキャリアですが、注意しなければならない点もいくつかあります。以下では、パラレルキャリアを活用する際のデメリットをご紹介します。

 

本業に支障が出ないことを最優先する

パラレルキャリアを実行することで多忙となり、心身に大きな負担がかかることもあります。その結果体調を崩すこともあるでしょう。

会社外での活動は、本業に支障が出ないことを前提として認められている場合がほとんどです。体調を崩し本業に支障が出ると、会社や周りの方からの理解を失ってしまうかもしれません。あくまで本業に支障が出ない範囲で活動することを忘れない様にしましょう。

 

費用がかかるケースもある

上述の通り、パラレルキャリアでの活動は報酬を目的としていません。そのため、活動で必要となる費用は、基本的に自己負担です。費用負担によって自分の生活が立ち行かなくなってしまっては本末転倒です。事前に必要となるお金を概算しておくとよいでしょう。

 

就業規則の壁

パラレルキャリアと副業の定義は明確に異なりますが、ほかの社員から見ると「ただの副業じゃないの?」と思われるかもしれません。無用なトラブルを防ぐには、就業規則で両者を明確に区分する必要があります。

パラレルキャリアの推進が企業にとってもメリットあることを認識したうえで、就業規則の変更を行いましょう。

 

パラレルキャリアを続けていくコツ

パラレルキャリアは、一朝一夕で効果が現れるものではありません。地道な活動を継続することで、徐々に効果を発揮します。そこで、以下ではパラレルキャリアを続けていくコツをご紹介します。

 

本当にやりたいことにチャレンジする

パラレルキャリアは、必ず「自分が本当にやりたいこと」に挑戦しましょう。報酬が主目的ではない以上、自分の興味や関心を活動の基準にしなければ継続できません。長年取り組みたいと思っていたボランティアや趣味など、自分が心からワクワクできることに挑戦すれば、継続できるはずです。

 

スモールスタートを心がける

新たな活動を始める時、多くの方がスケジュールを詰め込み、自分の空いた時間をすべて注ぎ込もうとします。しかし、そのペースは長続きしないでしょう。無理なスケジュール管理が体調不良を引き起こすかもしれません。パラレルキャリアを始める際は、まずは活動を軌道に乗せることを第一に考え、スモールスタートを心がけましょう。

 

働き方やキャリアに関する考え方が変わるにつれて生まれたのがパラレルキャリアという考え方です。昔とは異なる、それぞれに適した働き方があるからこそ、本業を続けたまま別の活動をする考えも認められつつあります。副業として別の仕事をする、パラレルキャリアとして別の活動をするなど、どの方法が自分に合った働き方なのか検討する必要があるでしょう。

 

参考:

https://hcm-jinjer.com/media/contents/b-contents-4792/

https://bowgl.com/parallel-career/

https://bizhint.jp/keyword/12537

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