今こそ抑えておきたいeラーニング活用法

2020.07.02スタッフブログ
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現在は多くの職場でインターネットへのアクセス環境が整備され、社員研修をオンラインで行うケースが増えました。研修のスタイルがいろいろと変化するなか、注目を集めている学習形態がeラーニングです。社員研修に多くのコストや時間がかかっているのにお悩みなら、ぜひeラーニングを検討してみてはいかがでしょうか。今回は、eラーニングの基本知識やメリット・デメリット、活用のコツなどをご紹介します。

eラーニング

 

eラーニングの基本知識

eラーニングとは、インターネットを利用した学習スタイルです。ネットへのアクセス環境が整っていれば、とくに時間や場所を選ばず学べます。

 

eラーニングの使い方

eラーニングの使い方は、管理者と受講者で異なります。管理者は受講者や履修内容の登録、教材の作成・配信、受講履歴・成績の管理などを担当し、受講者が学習しやすい環境の提供に努めます。

これらの作業を一元的に実施できる学習管理システムが、ネット上でeラーニング配信のプラットフォームとなるLMS(Learning Management Systemの略)です。受講者に学習環境を提供し、受講者と教材の登録や管理に関わる重要機能も搭載しています。

受講者は、自分のニーズに合わせて学習環境を選びます。多種多様な学習スタイルが用意されていますが、大きく分ければインプット学習とアウトプット学習の2種類が存在します。

インプット学習では、テキスト教材を用いながら学びます。使用される教材は、デジタル教科書や講義を視聴できる動画です。アウトプット学習としては、理解度テストやレポート提出が挙げられます。

eラーニングには管理者や講師と受講者がコミュニケーションできるツールもあり、授業が一方通行にならないところも魅力的です。

 

eラーニングの登場と発展

従来の学習形態では、参加者がひとつの場所に集まるのが主流でした。長時間にわたり拘束されるとともに、大人数の場合はとくに授業が一方通行になるといった問題を抱えていました。そういった学習環境を改善するため、受講者の理解度に応じて学習内容を提示するコンピュータシステムの研究が世界各地で始まります。

最初にシステムが登場した時期は、1950年代です。CAI(Computer Aided InstructionもしくはComputer Assisted Instructionの略)と呼ばれ、このコンピュータによる支援教育方法がeラーニングへと発展していきます。

当時は主にCD-ROMを活用したCBT(Computer Based Trainingの略:コンピュータによる教育研修)が行われていました。記憶媒体に動画や音声の大容量データが保存され、双方的な学習コンテンツが教材として受講者に配布されるのが特徴です。

CBTの発展形態が、WEB利用による教育研修を意味するWBT(Web Based Trainingの略)です。世界的に通信環境が整うなか企業や教育現場、一般家庭までネットワーク回線が広まり、現在に至るインターネットを介したオンライン教育が実現します。

 

eラーニングのメリット・デメリット

eラーニングの主なメリットは、受講者の学習レベルに見合った教育内容を提供できる点です。開発当初の目的が達成されるとともに、受講者は場所を選ばず自分のペースで学習活動を進められます。

 

受講者のレベルに適合

eラーニングも、管理者が教材を提供するところは従来と共通しています。あらかじめ多くの選択肢が用意され受講者が自分のレベルに応じて学習内容を選べる方式が、これまでとの大きな違いです。

ひとつの教材を使った場合、たいてい理解するまでに費やされる時間は受講者によって変わります。理解が不十分と感じれば同じ学習範囲を繰り返し、納得できてから次の段階へ進めます。

 

自分のペースで学習

教材はネット上に配信されるため、インターネットに接続できる環境なら受講者はいつでもアクセス可能です。

進捗状況はシステム上で管理されますが、教室や時間割、テストの日程はとくに設定されていません。受講者は自分の都合で学習場所や時間を決められ、必要に応じて理解度テストを受けられます。

管理者はCD-ROMで教材を作成したうえで受講者に配布する必要がなく、教材やプログラムをサーバー上で簡単に改変できるといったメリットを得られました。

 

eラーニングのデメリット

eラーニングのデメリットとしては、スポーツ関係を含む実技的な学習に不向きな点が挙げられます。

スポーツ分野の指導では、通常、フォームのチェックが不可欠です。受講者が上手に身体を動かせていなければ、指導者はどんな動かし方が望ましいか教える必要があります。身体の動きを目の前で細かく確認できたほうが、改善点を適切に伝えられるでしょう。

インターネット経由で講義する場合、パソコン画面を通じたチェックが基本になります。受講者が指導者に全体的な動きを見せるにはカメラから離れなければならず、細かい部分の確認は困難なことが大半です。背面側のチェックでは、身体の向きを変える必要もあります。

リアルタイムでの受講でなければ、身体を動かしながら直接アドバイスを受けられません。ひとつのフォームを点検するだけでも時間と手間がかかるため、eラーニングによるスポーツの指導は効率的ではないとの声も聞かれます。

 

eラーニング活用のコツ

企業でeラーニングを活用する場合、管理者と受講者ともに無理せず学習することが大切なコツです。

 

学習主体は受講者

社員研修を含め、仕事の時間は限られています。受講者の進捗状況が思わしくないと、管理者は焦るかもしれません。

とはいえ、あくまで学習主体は受講者です。基本的に管理者は、受講者にとって取り組みやすい学習環境の提供を求められています。学習を急がせて受講者がペースを乱せば、学習効果が落ちるだけでなく管理者の役割も果たせません。

今のトレンドは、受講者が能動的に学習参加するアクティブラーニングです。双方向的な学習スタイルの普及には、コミュニケーションツールの進化が大きく影響しました。社員研修も、一方的な知識の伝達にとどまらず体験型学習への活用が注目されています。

 

動画教材の利用も効果的

最近のeラーニングは、動画教材の利用も盛んです。従来は文字中心のテキスト学習が主流でしたが、ここ数年はインターネットのブロードバンド化に伴い実習型eラーニングの提供が急速に広まっています。

学習内容は、接客・接遇、レジ操作、食材の盛り付け、配膳、商品の陳列方法や掃除の作業手順まで多彩です。作業風景を動画で示せるため、細かい手順やコツを分かりやすく伝えられると評価されています。

いずれも、タブレットやスマートフォンなどがあると視聴できます。会社側は、特定の店舗や研修施設に受講者を集める必要がありません。モバイル型の通信ツールを用意するだけで、どこでも現場教育が可能になります。

不正アクセスへのセキュリティ対策を施せば情報漏洩を防げるため、かつて社外で実施しにくかった研修内容を配信するケースも見られます。

eラーニングを有効活用すると、さまざまな業務について場所や時間を問わず手軽に社員研修を行えます。職場が多くの仕事に追われて時間的に余裕がない時も、実務の手を止めて教える必要がなくなります。

 

研修費用や担当者への負担を抑えつつ社員教育を進めるなら、動画配信も上手に使いながら、オンラインでeラーニングを提供するのがおすすめです。ぜひ積極的に活用して、効率よく研修を行いましょう。

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