仏式の葬儀に関するマナーを知ろう

2020.01.27スタッフブログ
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ビジネスシーンでは、職場や取引先の方から訃報連絡が入る機会も多くなります。もちろん故人との別れを惜しむ気持ちがもっとも大切ですが、葬儀参列に際しては社会人として覚えておきたいマナーやしきたりが数多くあります。突然の訃報があっても慌てないように、基本的なマナーはしっかり把握しておきましょう。葬儀の流れや焼香の作法は故人の宗派や地域によって異なりますが、こちらではあくまでも一般的な慣習に沿った仏式葬儀のマナーをご紹介します。

仏式 葬儀

 

服装や持ち物

取り急ぎ駆けつけることの多い通夜ではダークスーツなどでも問題ないとされていますが、葬儀に参列する場合は喪服着用がマナーです。突然の訃報にも対応できるよう、喪服は用意しておくべきといえます。まずは、葬儀参列時の服装のマナーや持ち物について確認してみましょう。

 

服装

男性は喪服に無地の白ワイシャツが基本です。ネクタイや靴下、靴も黒のものを選び、腕時計や結婚指輪以外のアクセサリー類は身につけないようにしましょう。派手なデザインの時計やカフスボタンなども避けます。

女性も喪服が基本です。靴やストッキングも黒色のものを選びましょう。アクセサリーは、涙を連想する白のパールが基本です。二連のネックレスは不幸が二重に重なるという意味があるため、一連のものを選ぶようにしましょう。華美なアクセサリーや光沢のあるものは避けます。派手な髪型・髪飾り・メイク・ネイル・香りのきつい香水などもマナー違反にあたるので注意しましょう。

男性も女性も、冬などの寒い季節は防寒具を身につけていきますが、コート・マフラー・手袋も黒系でそろえるのが良いとされます。革や毛皮のものは殺生を意味し、死を連想させるため避けましょう。

 

数珠

なくても問題はありませんが、できれば持参しましょう。会社によっては突然の訃報に備えて、黒ネクタイやふくさなどとともに常備していることもあるようです。葬儀を主に執り行っている斎場では数珠やふくさなどを販売していることもありますから、万一の場合は問い合わせてみても良いでしょう。数珠は法具のため、椅子や畳の上に直接置いたり雑に扱ったりしてはいけません。常識を疑われる可能性がありますから、取り扱いには注意しましょう。

 

香典

香典は通夜か葬儀のどちらかに持参するものです。通夜は取り急ぎ駆けつけることになることも多いため、どちらにも参列できる場合は翌日の葬儀までに用意すれば問題ありません。

香典袋には、涙で文字が薄れてしまったという意味を込め、薄墨で表書きをするのがマナーです。水引の上中央に「御香典」または「御霊前」などの表書きを、下中央に氏名を小さめの文字で記入します。裏面下段、または中包みがあれば中包みに差出人の住所と香典の金額を書きましょう。

金額の相場は付き合いの深さによって異なりますが、仕事関係の場合は3,000円・5,000円・10,000円が相場です。職場内で相場が決まっているなら、自身の年齢や立場などを考え、周囲とのバランスを見て金額を決めるのが無難です。ただし、偶数や4、9のつく金額は避けましょう。

また、お札は新券を避けるのがマナーです。用意したお札が新券だった場合は、折り目をつけてから香典袋に入れましょう

香典袋をむき出しの状態で持ち歩くのはマナー違反です。ふくさや小風呂敷、白のハンカチなどに包んで準備しておきましょう。不祝儀用のふくさは、紫・緑・藍・グレーなどの色味のものを選んで下さい。

 

 

葬儀に関連する儀式

訃報を受けてからは、さまざまな儀式が執り行われます。それぞれの違いや注意点を覚えておきましょう。

 

弔問

弔問とは、訃報を受けた親族やごく親しい間柄の方が故人の安置されている場所に駆けつけることです。遺族にお悔やみを述べたり励ましたり、葬儀の準備を手伝ったりします。一般的には、一親等からせいぜい三親等までの付き合いのある親族が弔問しますが、故人との生前の関係性によっては弔問をしてもおかしくはありません。会社関係者の場合は、プライベートで親しくしていたとしても通夜前の弔問は控えた方が無難です。

 

お通夜

お通夜とは故人との最後の別れを惜しむ儀式で、訃報の翌日か翌々日に行われます。故人を囲んで一夜を過ごすことで邪霊の侵入を防ぐといわれており、遺族や親族、故人と親交のあった友人・知人が集い、故人の冥福を祈ります。どうしても葬儀や告別式に参列できない場合は、それほど親しくなくても通夜に弔問しても構いません。

 

告別式

告別式は、友人や知人、会社関係者や近所の方などが参列し、故人と最後のお別れをする儀式です。本来は葬儀とは別に行われるものでしたが、現在では葬儀と告別式は一連の流れで同時進行されることが一般的になっています。

 

 

葬儀の作法

葬儀は故人の冥福を祈り、成仏を祈るために行われる儀式です。一般的には通夜の翌日に行われ、僧侶による読経や焼香、出棺までを指します。もともと葬儀は遺族やごく親しい方々を中心に行われていましたが、参列者最近では告別式を含めて「葬儀」と呼ばれることも多くなっているようです。

 

受付での作法

受付では、「心からお悔やみ申し上げます」などのお悔やみの言葉を述べてから会葬者名簿に記帳します。上司の代理で参列した場合は代理した上司の名前を記入し、下に小さく「代/代理」の文字と自分の名前を記し、香典に名刺をつけて渡しましょう。

記入が済んだらふくさに包んでおいた香典を取り出し、「御霊前にお供え下さい」「お納め下さい」などの言葉とともに表書きを受付の方に向けて両手で差し出しましょう。お通夜で香典を渡していた場合は、記帳のみで構いません。

 

お焼香の作法

会社から複数人で参列する場合は、役職上位者から順に行うようにしましょう。焼香の形式は葬儀の形式によって異なりますが、立礼焼香と座礼焼香、回し焼香などがあります。

立礼焼香の手順は、自分の順番が来たら次の会葬者に軽く黙礼してから席を立ち、遺族と僧侶に一礼します。この時、ご遺族にあいさつする機会があれば「この度はまことにご愁傷様でございます」などの言葉とともに、心を込めてお辞儀しましょう。焼香台の前に立ったら遺影に一礼した後、親指・人さし指・中指の3本の指で抹香をつまみ、目の高さまで押しいただいてから香炉にくべます。作法や回数は宗派などによって異なりますが、心を込めて行うことが大切です。焼香後は合掌、一歩下がって遺影に深く一礼しましょう。そのまま2、3歩下がり、僧侶と遺族に一礼してから自分の席に戻ります。座礼焼香も座って行うだけで基本的な流れは同じです。

回し焼香は、座ったまま順番に焼香炉を回しながら行う形式です。隣の方から香炉が回ってきたら軽く会釈をして受け取り、自分の膝の前に置きます。遺影に向かって合掌・一礼し、立礼と同じように焼香してから合掌しましょう。軽く会釈をしながら次の方へ回して終了です。

 

 

葬儀に参列するにあたってもっとも大切なことは故人の冥福を祈り遺族の気持ちに寄り添う心です。ただ、大事な場面でご遺族に失礼のないように基本的なマナーや知識は身につけておきたいものです。社会に出れば、必然的に葬儀参列の機会も増えると考えられます。そして訃報は慶事のように事前に準備できるものではなく、突然やってくるものです。突然上司の代わりに参列を頼まれたり、会社を代表して参列することになったりすることも珍しくありません。そのような場合にも慌てずに対応できるよう、喪服の準備やマナーの知識は頭に入れておきましょう。

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