交通事故を起こした時の初動対応と弁護士への依頼

更新日:2022.05.06スタッフブログ

交通事故の示談交渉を行う弁護士

車を運転する人は、どれほど注意していても交通事故を起こしてしまう恐れがあります。たとえ自分に落ち度がなくても、加害者になる可能性も否定できません。いずれにしても事故の当事者には責任ある対応が求められます。今回は、交通事故を起こしてしまった場合の対処方法を説明します。

交通事故の示談交渉は弁護士へ

適切な対応方法

交通事故を起こしてしまったら、まず重要なのが初動対応です。免許を持っている人なら教習所で習ったことですが、自分と負傷者の安全確保を最優先して下さい。負傷者の救出に心を奪われると、自分が第二の被害者になってしまいます。交通量の多い場所では、車両の移動やハザードランプによる注意喚起なども必要です。

次は、落ち着いて119番です。事故を起こして動揺しているとは思いますが、パニックを起こさず被害状況を確認してから救急車を呼びましょう。必要なら救急車が到着するまでの間に心臓マッサージなどの応急処置を行います。それから110番です。警察に連絡する際は、事故の経緯をできるだけ整理しておくと状況説明の際も混乱しません。

また、相手の方の連絡先は必ず確認しておきます。その後の手続きに備えて状況証拠などを記録しておくことも大切です。可能であれば目撃者の方の連絡先も控えておきます。

示談金、慰謝料の相談は弁護士へ

交通事故を起こすと、加害者は法的責任を問われます。刑事・民事・行政責任の3つです。示談金や慰謝料の支払いは、そのうちの民事責任に該当します。示談金とは交通事故が招いた全ての損害をお金に換算した額であり、事故に伴う精神的苦痛を換算した「慰謝料」も含まれます。また、示談とは当事者同士の話し合いにより問題を解決することですから、当事者が納得した金額であれば問題ありません

しかし、一般的に示談金の金額は加害者の加入する保険会社が提示するため、妥当な数字かどうか納得できない被害者も少なくありません。被害者の不満に耳を傾けず事態を傍観したら、交渉はまとまりません。示談を円滑に進めるためにも、法律の専門家である弁護士に相談を。適切な金額を提示することが被害者に誠意を伝える賢明な選択と言えるでしょう。

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