もしもし検定過去問:一服千考「間違えやすい敬語」

更新日:2022.04.07スタッフブログ

電話をする女性

「もしもし検定の過去問を電話代行サービス(株)のオペレーターが解説」のコラムとなります。本当ならば今回は「第二十回目」の過去問題を紹介するところなのですが、今回は少し過去問題から離れまして、『電話応対技能検定(もしもし検定)3・4級公式問題集』の中で、問題や解答とは異なり、ところどころに設けられている「ワンポイントアドバイス」を抜き出し、それを紹介します。

ちなみに、一服千考(イップクセンコウ)というのは「ひとつのことを突き詰めて考えるよりも、一服して頭を切り替えた方が良い案が浮かぶもの」という意味合いがある四字熟語になります。幕間の休憩と考えて頂ければ結構です。

▼間違えやすい敬語

敬語の使い方で間違えやすいのは、次の2点です。過剰敬語はかえって失礼になってしまいます。

・尊敬語と謙譲語を取り違える
「どちらへ参られますか?」×
「どちらにいらっしゃいますか?」○

・過剰敬語、二重敬語
「お客様がおっしゃられた通りです」×
「お客様がおっしゃった通りです」○

公益財団法人電信電話ユーザー協会(編)(2013年)
『電話応対技能検定(もしもし検定)3・4級公式問題集』(日本経済新聞出版社)

電話代行のオペレーターによる解説

問題というわけではないのですが、簡単な解説を行いたいと思います。最初の「参られますか?」というのは「参る」というのが自分へへりくだった言い方で、敬意の対象とする相手に使う言葉ではありません。注意が必要です。

2つ目は「おっしゃる」という言葉に対して、さらに「~された」を付けてしまっては過剰です。何事にも加減が必要ということです。逆に馬鹿にされているように感じてしまうのと同じです。

このように今後は一服千考という項目を含め、もしもし検定の過去問だけではなく、問題集内にあります「ワンポイントアドバイス」を紹介させて頂きたいと思います。次回は『もしもし検定過去問:第二十問「言葉の使い方について」』です。

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